地方で大きな問題は賑わいの喪失です。
そのため、ほとんどの自治体では人口を増やそうと移住定住政策を一丁目一番地のようにかかげ、住んでくれるなら住宅購入に補助金を出します。地元の業者を使うと更に上乗せしますといった補助金に手厚い施策が行われています。
この場合、うまく行っている事例を私は見たことがありません。
なぜなら、移住定住を決断するのにお金をくれるからというのは優先順位が高くないからです。
人がそこに住むということは、仕事の関係や家族の事。それ以外に友人知人がいるとか様々な理由があるにせよ、お金ではありません。
それなのに、多くの自治体はまずお金の話からします。

そもそも移住定住促進政策を一丁目一番地に持ってくることに疑問を持っています。
なぜなら、右から左に人が移動するだけで、パイは変わらないからです。
金沢市から志賀町に移住した。この場合、石川県というパイから見たら、石川県の発展にひとつも貢献していません。
それなのに、県補助金はくださいとなる。
会社に利益が出ていないのに給料をあげてくれと言っているのと同じです。
自分のまちの発展しか考えていない政策だとしたら、愚策と言っていいでしょう。
自分だけ・今だけ・金だけです。
これでは、住民が物心両面での豊かさを実感することはありません。

私なら、文化交流やスポーツ交流。教育交流などを積極的に推し進め、様々なジャンルの人をまちに呼び込み、外の評価を知ることで町の良さを再発見するとともに、住民がまちに誇りと自信が持てる取り組みを行います。
その狙いはまちづくりは人づくりだからです。
住民が自分のまちに愛着と誇りが持てないで良いまちづくりはできないからです。
良いまちにしたいと思っている人が大勢いるまち。そのようなまちに私は住みたいと思います。

ビストロイグレック
志賀の郷リゾート内にあるイタリアン。
パスタはもちろんのこと、自家製パンがとてもおいしい。
私のお薦めはクルミパン。

なにより、ローションが軽井沢にいるような気持にさせてくれます。
金沢から約1時間ですから、ドライブがてら行ってみてください。

いよいよ決戦へ

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あけましておめでとうございます。
昨年は、新たな挑戦のために、16年間務めた金沢市議会議員を辞職しましたが、私に不安や迷い・悔いといったものはまったくありません。
というのも、そもそも金沢市議会議員に立候補した目的がふるさと志賀町に貢献するためだったからです。
それが16年の時を経て今年その挑戦権を頂けたことに喜びを感じています。
同時に、これまで金沢市議として支えて下さった方々にも心から感謝をしております。
その方々への恩返しは勝って行動で示したいと思います。
今年もどうか宜しくお願いします。

20年前、私の所に地元の自民党校下部会の会長が来られて、「金沢市議会議員に立候補しないか」と立候補を促しに来ました。
自民党青年部長を務めていましたから政治に興味がないわけではありませんでしたが、政治をやる舞台として金沢はまったく眼中になく、ふるさと志賀町でやってみたいと強く思っていましたので、何度も足を運んでくださいましたが、お断りをしました。

それから4年が経ち、再び統一地方選挙の時にまた会長はやってきました。
しかし、私の気持ちは変わらず、再度お断りをしました。
すると
会長「高岩君がふるさとのことを想う気持ちは立派や。
   それで志賀町から出れるがか?」
私 「出れません。」
会長「金沢市は県都やから、能登の活性化のためには金沢と連携することもある
   んじゃないがか。
   金沢で議員になるということは能登と金沢の橋渡しが出来るということじ
   ゃないか。」
私 「なるほど。そういうこともあるのかもしれませんね。
   そういうことであれば立候補します。」

能登出身者が金沢市で市議会議員に立候補をすることはハードルが高く、金沢の人はなかなか理解をしてくれませんでした。
「能登の者がなんで金沢で出るんや。」
「地元で汗をかいとらんやろ。」
などと否定的な意見を言われることが多かったのですが
そんな時に、金沢市在住能登出身者からは
「能登の者はがんばらんならん。絶対勝てよ。応援するからな。」と
励ましの言葉を多くかけていただき、街を良くしたいと立候補しただけなのに
なんで知らない人に侮辱を受けんならんげろと砕けそうな心の支えになりました。
そんな辛い選挙戦から連続4度の当選。
支えてくださった全ての方に感謝しかありません。

そうして金沢市議会議員となりましたが、今日まで能登の橋渡しをできているとはお世辞にも言えません。
その理由は、行政は縦割りといいますが、基礎自治体も縦割りで他自治体との連携に慎重だからです。
長くなりましたので、続きはこの次に書きます。

子供の貧困・所得格差・老後資金の確保を目的に昨年FP2級の資格を取得して、政治家の視点から見る独自の金融セミナーを昨年から開催してきたのですが
昨日は、龍馬プロジェクト北陸ブロックの研修会で講演をしてきました。
50人の会場がいっぱいになり、最年少は中学生、大学生や主婦の方も参加されていて、お金への関心が高いことが伺い知れました。
私の話で一人でも多くの方がお金についての不安がなくなることを願って、今後もこの活動を続けていきます。

おかげさまで

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議員在職15年表彰を受けました。
ありきたりの言葉で感謝が伝わらないかもしれませんが、本当に私を支えてくださった方々のおかげです。
能登出身で地元に縁のない私を後援会の会長として支えてくださった沖田さん。
選挙のやり方を知らない私の事務所をきりもりしてくれた同級生の古坂。
金沢青年会議所のみんなや経営の勉強をしていた時の石川経営研究会の方々や漁協や市場の方々などあげればきりがありません。
特に大変だったのは妻でした。
サラリーマンの家に生まれて、自営業の私と結婚して、家族をつくり普通に暮らすことを夢見ていたことでしょう。
それが、子供が生まれ、小学校に入学する年に選挙に出ると聞かされた時は離婚が頭をかすめたことと思いますが、子供が小さいためそれはできないと思ったのでしょうか、彼女がとった行動は旦那を当選させるでした。
慣れない選挙を戦ってくれたことに感謝しかありません。

この15年間、いろんなことがありましたが、議員は何年務めたかではなく、何をやったかで評価されますので、支えてくださった方々の期待に応えるためにも、自分が信じた道を迷わず歩んでいきます。

ちなみに、この表彰状送り主と貰い手の名前が私になっています。
かなりレアですよね。
これは、たまたまなんですが、今年の金沢市議会議長に就任すると北信越議長会の会長も兼務することになっていたからです。
私の名前で北信越の多くの議員の方が表彰を受けたわけですから、それに恥じないよう緊張感を持って議長職を務めてまいります。

金融教育再開

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子供の貧困を救うことを目的に昨年10月から始めた金融教育ですが、石川県知事選挙と金沢市長選挙がダブルで行われたことで、選挙活動が忙しいことに加えて、FP2級の試験勉強で3ヶ月ほどお休みをしていました。
選挙が終わったことと、合格通知が届いたことをきっかけに再開することにしました。


昨日は、私が通っている美容院の21歳の男性美容部員が来てくれました。
21歳の若者には夢があるが同時に金銭的不安もある。それを打開したくて来てくれたようです。
手土産持参で来てくれるほど心配りが出来る青年は素直に話を聞いてくれて、最後は笑顔でお礼を行って帰っていきました。
青年に幸多かれを祈るばかりです。

子供を貧困から守る

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現代の子供達の悩み事1位を知っていますか?
内閣府が毎年調査をしている「若者意識調査」によりますとお金と答えた子供が一番多く、実に79.3%です。
諸外国では、米国67.3% フランス67.3% 英国65.6% ドイツ57.6%と日本の子供達が多いことが分かります。
子供達がお金について悩んでいるにもかかわらず、日本の教育現場ではお金についてまったく教えてくれません。その為、日本人の金融リテラシーは先進国でワースト2です。経済的理由での自殺者も増えています。こうした状況において国際化が進む中で日本の子供達は生きていけるのだろうかと心配になりました。

そこで、学校で教えないのなら私が教えようと、昨年暮れからファイナンシャルプランナーの資格取得に向けて勉強を始め、今年5月の試験で合格することができました。それから、セミナー資料の作成に取り掛かり、ようやく皆様に説明が出来る内容のものが出来上がりました。
内容の特徴は、政治家がお金の話をするのですから、単にお金持ちになるという話ではありません。政治家ならではの視点で金融を見た、物心両面の豊さを目指そうとする内容です。

10月17日が記念すべき第1回目となります。
この日は、私を支えてくださっている地元若手後援会の方々を対象に行い、翌週からは地元青年部の方々に話をしていきます。
お金がないという理由だけで、夢を諦めたり自由が奪われたりする子供をひとりでも無くすことが目的です。
興味がある方はぜひ連絡をください。
takataka@po.incl.ne.jp

見守り隊の存在意義

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大浦スクールサポート隊が設立20周年を迎えました。
隊長を務める平寿彦さんは、20年前に起きた大阪池田小学校での悲惨な事故に衝撃を受け、このような出来事は二度と起きてはいけないと事件翌日から仲間を集めて、子供達の通学路で見回り活動を始めたことがきっかけでスタートしたのが、大浦スクールサポート隊です。
その後の平さんの活動は目覚ましく、平さんの活動に共感した地域が市内でどんどん広がり、現在では全国の地域で見回り活動が行われています。

子供達の通学の安全を確保するなら、米国のようにスクールバスを制度化すれば良いという人がいますが、見守り隊の役割は、不審者から子供達を守るという事以外にも、子供に朝の挨拶や大きな声を出して助けを呼ぶとか毎朝顔を会わせる大人達とのコミュニケーションであるといった、学校では教えてくれない大人になるための成長実学みたいなことにもつながることにスクールサポート隊の存在意義があると思っています。

この日行われた、大浦スクールサポート隊20周年の式典では、毎朝行われるハイタッチが200万回達成ということでギネスに申請することが報告されました。
この記録がこれまで事件事故がなかった証とともに、大浦スクールサポート隊の素晴らしい成果となっています。
これからも記録が続きますことを祈っています。


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