松川るい自民党女性局長を団長としたフランス視察が、エッフェル塔前での写真や昼食の豪華さなどから観光旅行ではないかという指摘がされています。
私も議員を16年間務めてきましたので視察か観光かについて話をします。

議員が参加する視察には大きく分けて2種類存在します。
一つは公務としての視察。
もう一つは議員としての視察です。
政党に所属している議員の場合は党の視察もたまにあります。

公務としての視察は全額公費です。
議員としての視察は政務活動費を使います。どちらも税金です。
何が違うかというと説明責任です。
公務としての視察では随行する職員が報告書を作成するのに対して
政務活動費を使う場合は使った議員本人が報告書を作成しなければいけませんので、公務の場合の説明責任は役所側に。政務活動費の場合は議員になります。
そのため、公務視察において観光と誤解されるような視察内容では、随行員の責任問題にも発展しかねませんので、公務の場合は議員がどれだけわがままを言っても随行員がしっかりとコントロールをしている場合がほとんどです。
それに対して、政務活動費を使った議員視察では随行員はいませんので、議員本人が報告書を作成しますから、若干甘目(観光)の報告書になることは否定しません。しかし、直接現地に行き、自分の目で見ることは議員として大切な事ですから、どんどん視察をするべきだと思っています。
そのうえで、せっかく来たのだからと少しくらいは羽目を外す気持ちがあっていいのではないかと思いますが、SNSの発信は内容に限界があるため、誤解を招きやすく、緊張感がなかったということは残念でした。

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