静岡県政史上最年少で当選をした中山真珠県議会議員(28歳)が無免許と認識しながら車を運転していた事実が発覚して謝罪会見が行われました。
中山県議は記者会見で次の事を述べていました。

1.運転免許証の失効を認識しながら故意に法令違反の無免許運転を重ねた。
2.私の順法意識の低さが原因。
3.辞めて責任を取るより、一層仕事に邁進することで償いたい。
4.これだから若い人はと言われかねない事をしてしまった。

議員の最大の仕事は国民生活の安心・安全・快適な暮らしの実現のために様々なルールをつくることです。
国会議員ならば法律です。国会とは法律をつくるところです。
地方議員は条例です。罰則規定はありませんが違反して裁判となれば負けます。
法律・条令をつくる立場の人が法令違反と知りながら罪を犯しました。
法律・条令をつくる立場の人が順法意識の低さを認めました。
辞めて責任を取るより仕事を続けると言いましたが、辞めて政治の仕事を続ければいいことです。
これだから若い人は・・・。未成年以外は法令違反に年齢は関係ありません。故意に無免許運転をした行為は本人の資質です。
静岡市清水区の有権者に支持され当選をした以上、期待を裏切ったことへのけじめが必要でしょう。
それができないのなら政治家としてというより人として失格です。

その一方有権者側に問題がある場合があります。
同じく今春の統一地方選挙金沢市議会議員選挙において、信じられない選挙結果が出ました。
選挙約1ヶ月前に飲酒運転で現行犯逮捕された元市議が当選したのです。
元市議としたのは現行犯逮捕されて辞職したからです。
誰もが1ヶ月後に控えた選挙には出馬しないだろうと思っていたのが、なんと出馬をしたのです。飲酒運転が発覚してからわずか1ヶ月です。それでも出馬するのは本人の自由ですから、それは仕方がないこととし、それでも当選はしないだろうと多くの有権者は考えていたのですが、1,422票で当選をしました。
私は1,422人の方に聞きたいです。飲酒運転は立派な犯罪ですよ。反省して改心するには1ヶ月はあまりにも少ない。何を期待したのですかと。
元金沢市議として金沢市民の民度はどうなったんだと強く憤りを感じます。

過ちを犯すことはあるかもしれない。魔が差したなんて言葉があります。
人は弱い存在です。罪を憎んで人を憎まず。理解ができます。
しかし、やったことへの責任はとらなければいけません。そうでないとやった者勝ちになり社会が混乱してしまいます。
謝って済む事とそうでない事がありますが、まずは謝罪し、その誠意を形にあらわす。議員であれば議員辞職がそれにあたります。
それができない議員が一人でもいることで政治家への不信はなくならないでしょう。

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント & トラックバック

No comments yet.

Comment feed

コメントする

CAPTCHA


更新カレンダー

2024年4月
« 12月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アーカイブ