ウクライナとロシアの対立が収束しないまま、イスラエルとハマスの対立が激化してきました。
これまでのイスラエルの反撃姿勢を考えれば、残念なことですが明日にも大規模攻撃をガザ地区に行うと思われます。
その攻撃は現代を生きる私達が目にしたことがないくらいの悲惨な状況をもたらすのではないかとガザ地区に暮らす一般国民の事を思うととても心が痛みます。

争い事というものは双方に言い分があり、双方に正義があるものです。
貿易戦争のような経済的な争いなら収束の落としどころは探れても、宗教観が絡むと他国の関与を無力化してしまいます。
そんな中、同胞ともいえるサウジアラビアやイランなど近隣国が関与してくれば、第三次世界大戦に発展することもありえるシナリオになります。そうなれば、我が国にも大きな影響が及ぶことは必至です。
まず、原油が高騰し、原材料費があがり物価もあがる。物価高は家庭支出に大きな圧力がかかり消費を控えるようになる。そうなると経済が冷え込み会社の利益があがらず給料もあがらない。場合によっては倒産ということもあり得る。社会は混とんとし、秩序が乱れ犯罪が横行する。政治は機能せず、人々は不安と恐怖を抱えながらの生活を余儀なくされる。考えただけでもぞっとする話です。

問題事は早期対応がもっとも有効な措置です。
常任理事国に逆らえない国連には期待できませんので、これまでの中東外交で信頼を積み重ねてきた日本政府は、紛争の鎮静化に最大限の努力をしてほしいと願っています。
まずは、明日にもはじまるイスラエルによるガザ地区への大規模攻撃によってパレスチナ・イスラエル双方の国民に被害が出ないことを祈ります。


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