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今年は4度目の年男を迎え、3度目の統一地方選挙に挑みます。
今年のテーマは「自律と自立」です。
自律は、昨年私の不徳の致すところで市民の方々に不信と心配をかけてしまいました。
今一度自分を律するという気持ちを込めました。
自立は、今後益々厳しくなる地方行政ですが、金沢市は持続可能な社会を実現しようという思いを込めています。
3月14日には北陸新幹線金沢駅開業を迎える事から、この好機を活かし魅力的な都市を実現し持続的発展した都市を目指していきます。
今年もどうか宜しくお願い致します。

新春市政報告会を開催します。
ご参加を心から歓迎致します。

日時:2015年1月25日(日) 午後5時~
場所:アパホテル金沢駅前
会費:3000円

今年を振り返って

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政治家になって8年目を迎えました。あっという間の8年でした。
今年もいろんな事がありましたが、場外車券場売場に関する内容で世間を騒がせた事が一番印象に残っています。
支援者の方々には大変な心配をかけた一年でした。
政治は一寸先は闇と申しますが、今回リアルに体験をし、脇の甘さを反省しています。
しかし、私は罪に問われる程の悪行を起こしたわけではないと思っていて、一貫して法的責任はないし道義的責任もないと訴えてきました。
弁護士の見解でも、法的にも道義的にも問題がないと公表してくれましたし、当事者の会社社長は「高岩さんには責任を感じていない。」と公の場で発言をされました。
とは言うものの、世間の目は厳しいものでした。一時は議員辞職まで追い込まれると覚悟を決めたほどでした。

ところが、10月に行われた金沢市長選挙で山野候補の圧勝から空気が変わり、その後に行われた衆議院選挙で馳候補を応援する中で、これまでの関係者がいろいろと語り出した事から徐々に真相が明るみになりました。
誰がどのような目的で一連の資料を公表したのか、また事前調査で法的問題がないと分かっていながら公表したのには意図があったということも教えてくれました。
その為、これまで散々言っていた方々も、事の真相が分かり私や山野市長に同情的な言葉をかけてくれるようになりました。
それでもまだ誤解をしている方がいますから、今後も同様の主張を続け毅然とした態度で政治を行っていきます。
何よりもこうして年の瀬を無事に迎える事が出来ました事に感謝しています。

来春にはいよいよ3度目の審判を仰ぎます。
今回の事が選挙戦にどうような影響を与えるか分かりませんが、しっかりと有権者に私の考えを訴えていきます。
来年もどうか宜しくお願いします。

12月議会質問原稿

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・今後の地方自治体のあり方
地方自治体を取り巻く環境は、今後一層厳しいものになるだろうと思っています。その原因のひとつに少子高齢化が挙げられます。高齢化が進めば医療費の負担増は避けられません。少子化による人口減少の影響は、まちの賑わいを喪失させ、活気ある都会への一極集中が進むと予想されることから地域間格差が広がると懸念をしています。ただ、本市においては来年3月の北陸新幹線金沢駅開業という明るいニュースがあり、今後の人口推移でも劇的に減少に転ずるという事はないようですので多少は安心をしていますが、この人口推移は能登や加賀からの流入によってもたらされるもので、人口減少問題の抜本的改善ということではないようです。市長は今後の地方自治体の在り方と見通しをどのように考えていますか。
ところで、地方分権という言葉が言われて久しいですが、一向に進んでいるように思えないのは私だけでしょうか。国は多少の権限移譲を行っただけで、むしろ面倒な手続きを地方分権と称して地方に押し付けているようにさえ思えます。このようなご都合主義とも思える国の対応は、今後劇的に変わると思えませんが、言い続ける事は大切ですので全国市長会を通じて地方分権の更なる推進を訴え続けて欲しいと思っています。ただ、地方分権において前提になるのは権限移譲をされてもしっかりと運営出来る力がその自治体にあるかという事です。運営するだけの能力がないにも関わらず権限移譲が行われれば、現場が混乱するばかりです。故にその不安を解消するには、自治体の自立レベルをあげておく必要があると思っています。自立レベルとは、どれだけ頼らずに行政運営が行われているかということですが、地方自治体においてもっとも頼っているものは財源だろうと思います。財源が100%自主財源であれば国や県に対しての依存度が軽減され、独自の施策が進めやすくなるわけで、目指すところは100%自主財源ということですがそれはあまりにも現実的とは言えませんので出来るだけ自主財源比率を高める努力が求められところです。ところで自主財源100%というのはどのような事かと言いますと江戸時代の集落をイメージしています。この時代道路や鉄道が整備されていませんから、他の集落との交流は今ほど簡単な事ではありませんでした。そのため、必要なものは集落の中で調達するほかありませんでしたし、台所や洗濯場など生活の営みの中で共通する事は共同で行い、お互いを気遣い助け合って生活をしていました。中でも、衣食住にかかるもののほとんどは地産地消でまかなっていました。こうした生活の中で、地域の独自性が生まれ様々な文化が誕生したほか、産業が生まれ人々の生活を豊かにしてくれました。このように自立がもたらした影響として生活面においては大変な苦労があったにせよ、一概に言う事は出来ませんが集落が賑わい人々の心が豊かになっていたというが集落社会であったと思っています。
私は現代のような与えられた豊かさではなく、自分達で作る豊かさこそが今後の自治体には必要だと考えています。故になんでもかんでも他に頼るというのではなく、出来る事は自分でやるという心構えは、人間の話だけではなく自治体にも応用できると思っています。その考えに従えば、まずは自主財源の確保を意識した取り組みを行ってはどうでしょか。
そこでまずは一般会計における自主財源と依存財源の比率を教えて下さい。
自主財源を増やすには、なんといっても経済を活性化させる必要があります。政府与党は、アベノミクスはデフレから脱却する唯一の方法だとし、今回の選挙のキャッチコピーでは「この道しかない」とし、更なる経済対策に踏み切る強い決意が現れています。個人的には大いに期待するところでありますし、デフレからの脱却が市民税や地方消費税を増やす事に繋がると期待をするものです。企業が潤えば給与も上がり先行きに不安が感じられない社会を実現出来れば、安心してお金を使う事が出来ますから経済が回り続ける事が出来ます。このように企業が潤う事で自主財源が増えるわけですから企業支援というのはとても重要な事です。本市ではどのような企業支援を行っているのでしょうか。
私が考える企業支援とは、単に補助金や経営指導に留まらず、大切な事は出口戦略を示す事だと思っています。物を作っても買う人がいなければ生業として成り立たないからです。伝統工芸も元々は生活必需品から始まったものが多く、現在はその生活様式が変化した事によって必要がなくなったというものもあるくらいで、需要と供給のバランスが崩れたわけです。ですから供給よりも需要の掘り起こしに重点を置く事が大切だと思います。この需要の掘り起こしこそが出口戦略そのものです。そしてこの出口戦略には対内戦略と対外戦略とに分けて考える事が出来ます。
対内向け出口戦略とは内なる需要の掘り起こしです。そのキーワードは地産地消です。地産地消を推し進める事で内なる需要の掘り起こしにつなげます。例えば、学校給食です。学校給食を米飯中心に変え、地元の食材を積極的に使う事が出来れば、農業や漁業の活性化につなげることが出来ますので、一次産業に活力を与える事ができます。併せて子どもたちの食育にもつなげる事ができるわけです。
現況の学校給食での地産地消率というのはどのようになっているのでしょうか。
私は本市の子供たちにもっと地元の食材を食べて欲しいと願っています。学校給食における積極的な地産地消を期待しています。
次に対外向けの出口戦略についてですが。対外向け出口戦略とは本市以外の人達によって需要が掘り起こされる事をいい、北陸新幹線金沢開業による経済対策は正に対外向け出口戦略ということが言えます。その意味では「銀座の金沢」は対外向け出口戦略としては大きな期待をしているところです。
この「銀座の金沢」の現状を教えて下さい。
また、対外ということでは、本市出身者の協力を得るということも重要な要素になると思っています。例えばふるさと納税です。本市出身者で県外において活躍をされている方は少なくありません。そういう方々はふるさとへの想いも強いだろうと思いますので、単なるふるさと納税という事ではなく、ファンドのような仕組みを作り、目的を明確にした寄付金などを募ってみるのも良いと思います。まずは、どのような方がおられるのか名簿作成から始める必要がありますが、石川県人会を通じてリストアップされてはどうでしょうか。以前常任委員会で東京でのイベントの成功に向けて、本市出身者の力を借りてはどうですかと訪ねましたところ、農林局担当のイベントでは個人情報の関係で石川県人会から名簿がいただけませんと答弁があり、経済局担当のイベントでは石川県人会から紹介を頂く事が出来たとまったく正反対の答弁がありました。どうも積極的に取り組んでいない印象を持っていますが、現状そのようなリストは作成されているのでしょうか。またふるさと納税についてこれまでの推移と今後の取り組みを教えて下さい。
本市にゆかりがある方々と言えば「雪吊り会」の存在がありますが、このゆきずり会の方々などにも情報発信と協力のお願いをされてはどうかと思います。この方々は本市に対する想いがとても強いと聞いていますので、心強い協力者になってくれるものと思います。
企業支援の事、地産地消の事、出口戦略の事など提案してきましたが、自立をキーワードにすることで、もたらす経済効果はたくさんあります。自主財源増加を今後も意識し、なるべく頼らない行政運営を期待しています。
尚、財源という点で言えば消費税増税が延期になりました事から本市に与える影響というのはどのようなものが予想されるのでしょうか。新年度からは子ども子育て支援新制度がスタートします。政府はこの新制度においては消費税増税分から7000億円を充当するとしていました。この財源が無くなった今、本市にもなんらかの影響があるのか心配をしています。消費税増税延期にともなう影響と対策を教えて下さい。

次に教育について質問を致します。
まず平成27年度からスタートします金沢市教育振興基本計画についてですが、現在協議も大詰めというところだと思いますが、どのような点に力点をおいて作成をされているのでしょうか。答弁出来る範囲で結構ですので現状を教えて下さい。
また、来年は中学生の教科書採択が行われます。市長という立場では具体的に関与する事は出来ませんが、教科書採択定について何か所見があれば教えて下さい。併せて野口教育長にもどのような教科書が理想だと思っているのか所見を伺います。
現状の教育現場において問題となっていることのひとつに人材確保という問題があります。本市の教職員の年齢は、50才代~65才代がもっとも多くその比率は全体の40%を占めていると聞いています。昭和30年代のベビーブームの影響で大量採用された人たちがこの方々ですが、一方で40才代が少ないと聞いています。今後大量退職を迎える為、人材確保に向けた取り組みが必要になると思っています。また、人材不足の関係から校長先生の移動サイクルが早くなっているとも聞きます。2、3年で他の学校へという事では、学校の問題点や課題などがわかった頃に移動となってしまいます。改善がなされないままに移動ということでは学校が良くなる要素をなくしています。更に最近の教職員の採用に関してですが、採用倍率は過去には14倍ということもあったようですが、現在では3倍を切る状況になっています。このことは教員の質の低下を招くのではと心配をするところです。ただ、以上の事に関しては県に裁量権があるため本市ではどうにも出来ないところですが、教職員の質と量の問題において何か対策を講じる手立てはあるのでしょうか。
とこで、本市で採用が出来る職員として特別教育支援員というのがありますが、山野市長になってから支援員の数が増えたと聞いています。これは教育現場では大変助かっているという意見を聞いていますが、それでもまだまだ要望がたくさんあり支援員の数が足りないと聞いています。特別教育支援員を増やして欲しいという声に応える事は出来ないでしょうか。今後の増強計画について教えて下さい。また、増やして欲しいのに減っているというものに校務士があげられます。校務士の数が財源を理由にどんどん減らされているようです。よって校務士がいない学校もあるようで、その代わりを教職員が担っているそうです。これは教職員の負担を更に重くするもので、教職員と校務士では仕事の内容がまったく別物で、教職員が校務士の仕事を全うできるとは考えにくく、ただでさえ忙しい教員業務のなかで校務士の役割も担わせるというのはどうかと思いますし、そのしわ寄せが子供に来ることはないのかと心配をしています。教育を充実させるという事で施設や設備にお金を掛けるということはありますが、教育の充実には時にはマンパワーも必要です。財源不足を理由に特別教育支援員や校務士の数を減らす事は良くないと考えていますが、今後特別教育支援員及び校務士を増やす考えはありますか。野口教育長のご意見を伺います。

先日、教職員に何に一番時間が取られるのかと聞き取りを行ったところ意外にも保護者対応に時間が取られているという事が分かりました。これはいわゆるモンスターペアレントというほどのものばかりではなく、単なる保護者からの要望や意見への対応に時間が取られるということだそうです。教職員が保護者の相談に乗るのは当たり前と思いがちですが、その相談内容が多岐にわたりすぎて、中には学校で扱えないものまであるようです。保護者からすれば学校に相談すれば解決してくれるとの思いからのことだと思いますが、よろず相談書と勘違いされても困るわけです。しかし、なかなかデリケートな問題でありまして、相談に乗らなければそれはそれで大きな問題になるでしょう。かといって子育て全般を学校が担うというのもいかがなものかと思うわけです。学校には学校の役割があり保護者には家庭での役割があり、躾などは家庭でやるべき事。学問や社会性などは学校の役割かと思います。この区別が出来ない保護者がどうも年々増えているということらしいです。学校側としては保護者の相談に荷が重いとしても突き放すわけにはいかず、しっかりと対応するがあまり時間に追われるという事だそうです。保護者の側に立てば、学校に依存というよりも頼りにしているということだと思いますが、なんでもかんでもということでは困りますし、他の生徒への悪影響も心配するところです。これらの解決というのは難しいとは思いますが、対策は必要だと考えます。どのような対策が必要なのか案を持ち合わせていませんが、学校現場の混乱を防ぐという意味でも保護者対応についての対策が必要だと考えています。野口教育長の所見を伺います。

志政貫徹

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山野市長が2期目を無投票で当選しました。
任期4ヶ月足らずを残し8月18日に「場外車券場売場」に掛かる問題で道義的責任を取り辞職をし、その後市民からの強い出馬への要望があった事から9月3日に出馬会見をし、10月5日に圧倒的な得票で大勝利をしました。
しかし、この勝利は本来の任期までの信任であり、再び11月23日に本選が行われ、11月30日投開票という事でしたが、候補者現れず無投票再選となりました。

10月の選挙が実質の市長選挙となり、結果は得票率55.6%と圧倒的な山野さんの勝利に終わりましたが、私がこれまでに経験をしたことのない激しい選挙戦でした。
私は、一言では言い切れない程のお世話になっている先輩を応援するか、4年前に支援した山野さんを応援するかで逡巡しました。
どちらからも支援の要請があり結論が出せないままにいました8月8日、突然「場外車券場売場」に関する内容が表沙汰となり、山野さんと共に関わっていました私は山野さんと一蓮托生と見なされ、どちらの候補を応援するなどという選択肢はなくなりました。

山野さんの勝利に4年前ほどの感動と喜びは湧いてきませんでしたが、ザワつく気持ちが少し穏やかになりました。
と言うのは、車券場売場の件が議会では決着がついていなく、今週にも百条委員会に証人出頭する事になっており、決着の糸口が見えない事に加えて家族の事が心配だからです。私は自分が巻いた種ですから、このような事態になったことを受け止めざるおえませんが、連日の新聞やテレビによる報道で一時は妻が体調を崩し、今は母が入院をしてしまいました。原因は心筋梗塞の関係から肺に水が溜まったとの事で、母は「あんたのせいじゃないよ。」と言ってくれていますが、いい年して未だに親に心配をかけている自分が情けなく嫌になります。その一方で多くの方々からたくさんの激励を頂いている事が今の私を支えています。
今回学んだ事は、志を曲げずに政治を貫き通す事の重要性。そこからこんな言葉が浮かびました。
志政貫徹!私の政治信条となりました。

凛として愛

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凛として愛
この映画をご存知でしょうか。
靖国神社遊就館にて上映2日で中止された作品です。

日本は1840年のアヘン戦争で大国清がイギリスに破れた事をきっかけに西側諸国の驚異を感じ始めました。明治維新はまさに外国からの驚異にどう対応するかという国体を決める出来事と言えるでしょう。
これまでの日本人は田畑を耕し貧しいなりにも心は豊かに暮らしていましたが、西側諸国の驚異が迫ってくると一致団結して戦い抜きました。
そして、日清・日露戦争に勝利をし、西側諸国の植民地から逃れる事ができました。
植民地になった国は悲惨そのものです。全ての富は奪われ、人間としての扱いを受けることはなく、尊厳さえ奪われてしまいます。そのような屈辱だけは受けてはいけない。先人の国を想う愛国心によってこれまで守られてきました。
ところが日本の躍進が欧米は不満だったのでしょう。遂にアメリカまでもが日本の前に立ちはだかり、大東亜戦争へと繋がってしまいました。
日本は決して戦争はしたくなかった。しかし、やむにやまれる事情によって自衛の為に戦争へと突き進まなければならなかった。しかし結果は建国以来始めての敗戦となりました。
そして、ここからが後連合国による本格的な日本解体の始まりでした。

婦人の開放     ⇒ 選挙権を与える
労働組合の結成   ⇒ 労働三法
教育の自由主義化  ⇒ 教育基本法
圧政的諸制度の廃止 ⇒ 社会主義・共産主義の容認
経済機構の民主化  ⇒ 財閥解体

これらの影響は今日まで続いています。
特に由々しき事態は自虐史観を植え付けられた事です。
世界で日本や日本人は大変尊敬されています。そのことは海外に行くと実感します。
しかし、日本人が日本の事を良く言いません。
それは正しい真実の近現代史を教わらなかったからです。
これでは、強い国にはなりませんし、何よりも命を賭して亡くなった英霊の気持ちに応えていません。
外国は弱い国に対しては容赦しません。それはウクライナやフィリピンなどを見ていて明らかです。150年前の日本人はこの事をよく理解していました。
このままでは植民地にされる日も近いかもしれません。既にアメリカの植民地だと言う人もいます。

「凛として愛」は今日の日本がなぜ存在するのか、そして何を守ろうと戦ったのか。
この事を教えてくれる映画です。
全ての日本人に見て欲しいと思います。

北陸新幹線金沢駅

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北陸新幹線金沢駅舎を特別に見学する事が出来ました。
まずは改札です。
赤じゅうたんの位置に改札機が置かれるそうです。
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階段をあがりますと正面に左が百貫華峰先生作・右が毎田健治先生作の加賀友禅とその間には二又和紙が見えてきます。
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目線を左に向けますと待合室になります。
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待合室には石川県の伝統工芸品が236作品展示されています。
大樋先輩の作品もありました。
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これは、加賀獅子頭です。
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待合室を出て右に上がりますとホームに着きます。
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ホームには、金箔を飾った柱。
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加賀友禅五彩をイメージした転落防止柵。
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いよいよ来春の開業となります。
多くの方が金沢に来て頂けることを心待ちにしています。

道徳教育の教科化

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今年4月、文科省は道徳の副教材「わたしたちの道徳」を小・中学生全員に配布しました。これは、これまでの「ここのノート」に偉人伝や名言などの要素を取り入れた全面改訂となりました。
道徳教育は現在、小・中学校で週1時間設けられていますが、教科ではない為に、教科書がない。その使用義務もないことから、副教材を使用しない。家に持ち帰らせない学校が多数存在することが分かり、道徳教育の形骸化が指摘されてきました。
「道徳の時間」が設けられたのは、昭和33年以来の事ですが、当時は独立主権国家に相応しい道徳教育を求める声と、修身教育の復活につながるとして、教職員組合が激しく抵抗した結果、「道徳の時間」は設けるが教科にしないとなりました。
しかし、最近では家庭や地域、企業においての教育力が低下する中で、学校でしっかりとした道徳教育をして欲しいとの国民の声が高まり、今回の副教材は今後の教科化に向けた取り組みの一歩になることを期待したいと思います。

教科になれば教科書が発行され、使用義務が発生します。そのことにより、教員は道徳教育を学ばなければいけなくなり、本来の日本人を知ることになります。
これまで先輩左翼教員から左翼思想を植えつけられてきた若い教員が覚醒することが期待できます。
これが一番大きな影響力を持ちますので、日教組は必死で抵抗してくるでしょう。しかし、一日も早い道徳教育の教科化に、地方からも声を出していこうと思っています。

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昨年12月議会に続き、今議会でも有害図書に関する質問をしました。
あまり知られていませんが、学校図書には子供達が読むには有害とも思える本がいくつも存在しています。その代表的なものが「はだしのゲン」です。
「はだしのゲン」は、戦後を逞しく生きる少年を描いているように見えますが、実は5巻以降は左翼系出版社から出版され、内容がガラリと変わり、天皇陛下への批判と自虐史観を植えつける内容になっています。しかも、描写がエグい。
斬首するシーンや女性器に一升瓶を突っ込むシーンなどは、とても子供に見せられないものになっています。

この事から度々、本会議や委員会にて有害と思える図書の排除を訴えてきました。
今議会では、単に有害図書の排除を訴えたのでは、左翼勢力の抵抗を意識して、教育委員会は明確な答弁をしないと思えたので、内容やイデオロギーには一切触れずに、描写の有無で勝負しました。
「幼少期に衝撃的な映像に触れると、人格形成に悪い影響を及ぼすという事は、脳内心理学の分野で説明がついています。従って、未成年の携帯電話にフィルタリングが掛けられているように、学校図書にも同様にフィルタリングを掛けるべきではないですか。」と教育委員長に質問をしました。

教育長は、学校図書の選定には一定の基準を設けてあり、学校長を含めた学校現場で、児童の成長に必要と思える図書を選定している」と答弁をしました。
それでも有害図書が紛れ込んでいる現状で、「公序良俗に反するようなものは置いてはいけないのではないですか」と再質問をしましたが、追い詰める事は出来ませんでした。

しかし、議会終了後に教育長が私を訪ねてきて、「おっしゃっていることは十分に理解しています。この問題はもう少し議論をさせて頂けませんか。」と言われたので、前向きな議論を重ねて、少しでも前に進めるようにしていきましょうという事で一旦終了としました。

教育長は市長の信任が厚く、私も認める教育理念の持ち主の方です。それでも「はだしのゲン」に踏み込めないのは、それだけ日教組の影響が強いという事でしょう。
しかし、そこに踏み込まない限り、健全な心を持った日本人を育成する教育は出来ません。
安倍政権は、今国会で地方教育行政法を改正し、来年4月から施行する事を決めました。
この法案は、これまでの日教組の影響が強い教育委員会制度を壊す事が出来るものになっていて、首長の想いを反映させやすくしたものです。
故に今後は、市長とも連携しながら有害図書の排除に向けて粘り強く取り組んでいきます。

6月議会質問 原稿

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【北陸新幹線金沢開業を控えて】
北陸新幹線金沢開業まで10ヶ月を切りました。1987年、高崎―小松間フル規格を閣議決定してから実に30年近くも経過したわけです。これまで開業にご努力を頂きました関係各位の皆様には心からの敬意を表したいと思います。また、県においても市においてもこの間に様々な努力を積み重ねてきましたが、我々の仕事はこれからが本番と言えるでしょう。約30年を費やして開業にこぎつけた北陸新幹線は、我々市民県民の生活を豊かにするものでなくてはなりません。故に新幹線金沢開業は万全の上にも万全を期せねばなりません。新幹線が開業した事によって明暗が分かれた都市の例はいくつもあります。新幹線にはまちそのものを変えてしまう力があるのです。
大手の資本が入り、一見都会的なセンスでおしゃれな店が建ち並び、街が洗練されたように見えても、それまでの伝統や文化を無視した建物は、これまでの雰囲気や情緒を無くした上に、商店街の絆さえも断ち切ることがあります。また、週末ともなりますと大勢の観光客が訪れて、ここは原宿か渋谷か?と見間違うような光景が広がっています。本市においても、各名所がこのような様相になる危険性が多分にあるように思います。それを回避するには、なるべく人を分散させ、混雑を防ぐ方策を考えなければ、いわゆる金沢らしさが失われてしまう恐れがあります。
先日、あるホテルの支配人に「来年の予約状況はどうですか?」と訪ねましたところ、「週末はたくさんの予約を頂いていますが、平日はまだまだ空きが目立ちます。」との返答でした。現在でも週末は混雑している本市ですが、コップ一杯に張られた水にそれ以上の水が入らないのと同じで、本市の客室数8千室。ベッド数1万3千個のコップの水は、今でも週末は満杯状態です。県は関東方面からの来街者が現在の240万人から500万人になると予想していますが、増えた分の観光客の多くは週末にやって来ると思われます。その数は関東方面からだけで一日2万人から3万人と予想しているところもあります。
この事から本市の週末状況を推測しますと、午前9時から12時の間に続々と観光客の方々が金沢駅に降り立ち、金沢駅はものすごい数の人たちで埋め尽くされるでしょう。そして、その方々は、バスやタクシーなどを使い、兼六園や東茶屋街などへ向かいます。この時、本市の時間帯交流人口は、午前11時から午後3時頃がマックスになると思われます。その後、午後3時頃を過ぎたあたりから、本市に宿泊が取れなかった方々が宿泊場所へ移動を始め、夜はこれまでと同様の賑わいになると思われます。
このような場合なった時の、三つの懸念を指摘します。
一つ目は、午前11時から午後3時の時間帯に、各名所は溢れんばかりの人たちで原宿竹下通りや渋谷スクランブル交差点状態になる恐れがあり、この事によってまちの風情が失われるのではないかという懸念。加えて、金沢駅でも同様の混雑が予想される事から、案内所や案内板などの機能強化が求められるところです。
二つ目は、その賑わいに目をつけた中央の企業が投資をし、どこの観光地でも見られる店が建ち並び、町並みが壊れてしまう懸念。
三つ目は、関東方面からだけでも、週末に2万人も3万人も来て頂いたところで、泊まれる人数は、せいぜい1万人ですから、多くの方は本市に泊まれません。その事から、宿泊や飲食などの経済効果の増加は、思ったより期待出来ないという懸念。未だ金沢開業効果に疑念を持っている方が少なくないのは、限定的な経済効果になるのではという心配があるからです。
風情が壊れる懸念。町並みが壊れる懸念。限定的経済効果になる懸念があると指摘しましたが、これら三つの懸念を解消する方策として、二次交通の利便性を高めるとともに歩行者の回遊性を高めるなど、一日の賑わいをコントロールする事や平日のコップを満たす事が必要だと思いますが、市長の考えを伺います。

次にソフト面について質問します。
私は観光とは異文化との出会いだと定義しています。非日常的な体験が観光の醍醐味です。その意味からしますと本市の非日常的な体験とはどのようなものを指すのでしょうか。ひとつ注意したい事は視覚で訴えるものは、よっぽどの完成度と希少価値がなければ限界があるということです。どういう事かと言いますと、ルーブル美術館のモナリザの肖像画を見ることは非日常的体験ですが、5回も10回も見たいと思う人は学芸員か研究者しかいないでしょう。しかし、ディズニーランドという非日常的空間には100回以上行ったことがあるという方は何人もいます。この違いは、見るだけのものと体験する事の違いです。「ディズニー7つの法則」という本では、「夢と魔法の王国」という想像の国を演出し、非日常の空間を徹底的に作り出し、あたかも自分がそこに存在しているかのような体験が出来るのがディズニーランドであると述べています。本市には幸いたくさんの非日常空間や非日常体験が出来るコンテンツがあります。そして、これまでこれらを見たり触ったり体験するプランを提案してきました。それらを体験した観光客の満足度は非常に高いものがあります。課題は、今後増える観光客に対して、一人でも多くの方に非日常を体験してもらえるかということです。繰り返しますが、モナリザの肖像画でさえ、何度も訪れる方がどれくらいいるのだろうという中で、見た目だけの街の美しさを追求しているだけでは、リピーターを増やす事は出来ません。あくまでも観光の醍醐味である非日常的体験をする事こそが、観光客の満足度を高めリピーターに繋がるとともに、結果的にまちの魅力を向上させるのです。
本市の非日常の代表といえば、武家文化に接するということが挙げられます。茶屋街をそぞろ歩きをし、武家屋敷跡を散策するだけで、タイムスリップした気になります。芸子さんに接することも然りです。しかし、人で溢れ返った茶屋街を歩いてもタイムスリップする事は出来ません。やはり、非日常を体感するには賑わいのコントロールが必要でしょう。
本市では、どのような非日常的体験を提供出来るのでしょうか。考えている内容をお伺いします。
ちなみ、ディズニーランドは毎日人で一杯ですが、その魅力は失われていません。その秘訣を探りに、一度執行部と共にディズニーランドへ行かれてはどうでしょうか。

次に受け入れ体制の心構えについて質問をします。
九州新幹線の成功の秘訣はなんだろうと探っていますと、それは住民による歓迎とおもてなしだという事が分かりました。九州新幹線沿線都市の住民は心からの新幹線開通を喜び、来街者にその想いを形にして表しました。それは九州新幹線の幻のCMといわれた映像を見れば住民の想いが伝わってきます。市長はこのCMをご覧になったことはありますか。九州新幹線沿線都市の方々同様、我々住民一人一人が北陸新幹線金沢開業を心から喜ぶ事が、これまで30年以上も金沢開業にご努力を頂きました方々や、その新幹線に乗って来られる方々に向けて、もっとも喜ばれる要素ではないでしょうか。受入側の我々が心底開業に喜びを持てれば、来られた方々も来て良かったとなる事でしょう。金沢は歴史・伝統・文化が素晴らしく、町並みも綺麗だ。そして、何よりも人が一番素晴らしかったと言われることを目指しましょう。
このようになるには、市民の機運を高める必要がありますが、その方策をお尋ねします。

続けて、受け入れ体制という点で質問を二つします。一つ目は外国人に対しての受け入れ体制です。市長は提案理由説明の中で、「外国人観光客等の受け入れ環境の整備について議論を重ねます。」と述べていますが、本会議でも度々議論されます公衆無線LANについて質問をします。世界から人を呼び込もうとする時、無線LANの存在は大きなポイントになります。先ほどのホテル支配人によりますと、海外からの予約において、無線LANが整備されているかいないかでは、予約に大きく影響するとし、整備されていないホテルは、予約を頂きにくいと言っていました。私も海外には度々行きますが、無線LANがあるかないかでは、滞在中の快適さに大きな違いが生じます。電話をするにしても地図アプリを見るにしても、また観光アプリを利用しようとしても無線LANがないと高額な通信費がかかってしまうことから、外国人にとって無線LANは必須であるわけです。本市においては、建物内はかなり普及してきたと聞いておりますが、屋外での普及率といいましょうか使える面積というのは、今後どのように拡大していくのでしょうか。今年度は、金沢駅東口もてなしドームや21世紀美術館周辺を整備することになっていますが、今後のエリア拡大計画を聞かせて下さい。

二つ目が学生に対しての受け入れ体制です。
私はこれまで、修学旅行生や課外授業で本市を訪れる学生たちが、雨風をしのぐ場所がないことを問題視し、本会議において何度か質問をしてきました。大人であれば急な雨風でも喫茶店に入るなどの対応がとれるのですが、土地勘の無いまちに不慣れな子供たちにすれば、そのようなことはなかなか出来ないものです。
課外授業で本市を訪れる学生達は、班に分かれて、それぞれで組み立てたコースーを巡り、昼食時にはほとんどの班が中央公園に集まり、お弁当を食べるというものです。その時に雨や強風に見舞われますと中央公園でお弁当を食べることが出来なくなるほか、真夏の炎天下の下でも条件は同じことです。「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるくらい雨が多い本市では、昼食が食べられない事態を想定して、引率教員の中には、課外授業の場所を本市から高岡市へ変更する学校も出てきているように聞いています。学生を呼び込む事は、平日の賑わい対策になる事に加えて、リピート率が高い事から、学生対応は重要な課題です。故に学生たちが安心して快適に本市を散策出来る環境整備が必要だとこれまで訴えてきたわけです。直近の答弁では、ラブロの3階に観光案内所があるので、そこを利用して欲しいとの答弁でしたが、そのラブロは現在解体工事中です。新たな場所が必要になってきました。しいのき迎賓館や庁舎ロビーなど工夫して提供出来ないものでしょうか。また、庁舎前広場を改修する計画がありますが、雨天対応が出来るように考えて見てはどうでしょうか。雨に打たれている子供たちを見ますと本当に心が痛みます。市長にも痛みが通じると良いのですが、考えを伺います。

【金沢子供読書推進プランについて】
山野市長は、市長就任時から、学校図書館司書の配置増員を積極的に推進してこられました。この効果でしょうか、市内小学校図書館の児童1人当たりの貸出冊数が、5年前に比べ2.5倍の一人平均60.5冊となり、中学校では2.8倍の8.9冊になりました。まずは、この結果の評価を野口教育長はどのように見ておられるのか聞かせください。
数字が伸びていることは、誠に結構なことですが、近隣の市と比べますと手放しで喜べないことが分かります。お隣の野々市市の平成25年度の学校図書貸出件数は、児童一人当たり85.8冊。中学校では15.1冊であり、白山市の平成24年度の実績では児童が114.7冊。中学生が34.3冊と、児童は本市の約2倍、中学生では約4倍にもなっています。ただ、このような数字を競っても意味がありませんが、他都市の取り組みを参考にし、本市で活かすということはあって良いと思いますので、これら他都市の数字をどのように分析しているのか再び野口教育長に聞きます。
子供たちが多くの本に接することは豊かな心の醸成と多様性を身につける上で大変素晴らしい事だと思っています。その一方で、どのような本に接するかということは重要な事です。なんでも読めば良いというものではありません。健全育成の観点から、有害図書の排除は必要な事です。未成年の携帯電話ではフィルタリングが掛けられているように、子供たちが読む本にも当然フィルタリングを掛けるべきと思っています。昨年12月の「教育消防常任委員会」で黒沢委員が、「学校図書において、学校長や図書選定委員会の自主的な判断に任せるのではなく、教育委員会としての一つの指針を出すべきではないか。」と指摘をしました。この指摘に対して野口教育長は、「学校図書の選定において、ある程度の指針が必要と思うので、今後検討していきたい。」と答弁され、本年3月開催の同委員会にて「金沢市立小・中学校図書館資料選定基準」というものが示されました。この内容を見ますと、描写についての記述がありませんでした。幼少期に残虐なシーンを見るとそれがトラウマとなって将来の人格形成に悪い影響を及ぼすということは、脳内心理学の分野において説明がついています。故に日本のテレビや新聞など公共性があるメディアでも、過激描写を控えているのです。当然、学校においてもこの考え方が当てはまるものと考えており、たとえ教育的内容の本であっても、あまりにも過激で見るに堪えない描写の本は規制するべきです。示された選定基準に対して、黒沢委員は「公序良俗に反するものも例示として載せないのか。」との指摘に「金沢市学校図書館協議会と再度協議を行い、検討していきたい。」と答弁をしました。再度の協議という事ですが、野口教育長は本市の小中学生3万5千人余りの教育を預かる最高責任者です。描写のフィルタリングを掛けるのか掛けないのか、はっきりとした方向性を示してください。教育長が方向性を示さない限り、現場が混乱してしまいます。私は、健全な大人なら誰しも子供たちに有害な図書に接して欲しくないという気持ちを持って然るべきと思いますが、描写に関しての明確な指針が示されないのは、内容と描写を混同しているからではないかと推察しています。内容と描写それぞれに選定基準を設けるべきです。そこで、描写に関してはR15指定を基準にする事を提案します。R15指定とは、どのような目的の内容であれ、ストーリー内でワイセツシーンや暴力行為が何度も出て来るものを示す用語です。R指定にはこの他にも、R12であるとかR18といった用語がありますが、それぞれに内容が違い、学校図書のフィルタリングにはR15がもっとも適していると思っています。このR指定という用語は、日本社会で広く浸透しているもので、本市の学校現場で用いてもなんら不自然な事ではなく、保護者からの拒否感もないものと思います。本市が関係する図書施設において、R15指定を適用する考えはありますか?考えを伺います。

佐久間勉艇長

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今年4月16日に韓国フェリー船セウォル号が沈没をし、死亡者280人以上という大惨事が起きたことは周知のことです。とりわけ痛ましいのは、修学旅行の高校生がたくさん犠牲になったことです。
これは事故というよりは、人災とでもいうべきであり、船長を始め運行に関わった幹部には、殺人罪が適用されようとしています。乗組員は、乗客の救助を一切せず、我先に脱出するイ・ジュンスク船長の映像を見るたびに怒りが込み上げてきます。その姿には、仕事への使命感や責任感といったものがまったく感じられません。

この惨事を知った時、私は今から約100年前に起きた第六潜水艇沈没の事故を思い出しました。
1910年4月16日 第六潜水艇は山口県新湊沖で半潜航訓練中にトラブルに見舞われ、佐久間艇長以下14名の乗組員と共に沈没し、全員が死亡したという事故のことです。
この事故で佐久間艇長が事故の一部始終を書き記したメモが、後に「佐久間艇長の遺書」という形で国内外で大きな反響を呼び、欧米でも軍人のお手本として永く紹介されました。

遺書の内容は割愛しますが、何が多くの人々に感銘を与えたのでしょうか。
それは、事故が起きてからの2時間40分間、乗組員は持ち場を一切離れず、最後の最後まで修繕に力を尽くしたということです。
国外(主に欧州)にて同様の潜水艇の事故では、脱出しようとする乗組員が出口に殺到し、最悪の場合は乗組員同志で殺し合うという悲惨な事態になるということがあるそうですが、第六潜航艇の乗組員はただの一人も出口に殺到することがなかったということです。つまり、自分の命は当然大事だけれども、自分個人の命を優先するのではなく、皆の命を考え、最後まで持ち場を離れなかったということです。
2時間40分の間、真っ暗闇の船艇内で、有毒ガスと薄くなっていく空気の中で、どれだけの恐怖が襲いかかってきたことでしょう。
そんな時でも冷静さを保ち、職務を遂行した佐久間艇長始め14名の方に心から敬意を表します。
我先に脱出する、セウォル号の乗組員とは人として根本的に違っているのです。

セウォル号の事件で残念なのは、乗組員の一人も乗客の避難を促した者がいなかったということです。もし、誰か一人でも、「船は沈没する恐れがあります。しかし、2時間は絶対に沈むことはありませんので、皆さん足元に気をつけて焦らずに甲板に出て下さい。そこに救助の船が待っています。」というアナウンスをしていたなら、一人の犠牲者も出すことがなかったのではないかと思うと、これは人災だったと言わざる負えません。
私はこのような危機的な状況に接したことがありませんから、好き勝手な事を言っているように聞こえるかもしれませんが、この事故を教訓とし、危機管理についてもう少し真剣に考えようと改めることにしました。

セウォル号で亡くなられた多くの犠牲者に心からご冥福を祈ります。

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