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本日の挨拶まわりでは数人の方から、「毎朝立ってて頑張ったんにね。」と声をかけていただく。
まだ1ヶ月余り前の出来事なのに遠い日のように感じる。
約100日の思い出とかけがえのない出会いがこの場所にあった。

羽咋高校に通うためにやってくる女子高生。
いつもバス到着のギリギリにやってくる(笑)
もう5分早く家を出ればいいのにと思ってしまうがそれが若いということだろう。
その子から遅れること10分後には志賀小学校に通う女の子がやってくる。
後で分かったことで二人は姉妹だった。
落選初日の朝、支援してくださった方々にお詫びするために立ち始めるといつものようにこの子たちがやってきた。
先に来たお姉さんに「おじちゃん落選してしまった。」と言うと「頑張ってください」とやさしく声をかけてくれ、後から来た妹さんは小さな声で「私のお父さんとお母さんは高岩さんに入れたと言うてました。」と。
溢れそうになる涙を堪えて「ありがとう。元気で行ってらっしゃい」というのがやっとだった。

そして、毎朝お母さんが運転する車から「高岩さん頑張って」と手を振ってくれた高浜保育園に通うつむぎちゃん。
なぜ名前が分かったかというと、私の集会にお母さんと会いに来てくれたから。
お母さんの手に引かれ、照れくさそうに挨拶してくれた。
うれしくてうれしくて抱きしめたくなった。

雨風が強い日も大雪の日も毎朝立ち続けたこの場所は、私にとって当選するための戦場であり、そこで出会ったこの子たちは「戦場の天使」だった。
この子たちの姿を見て、志賀町がこの子たちにとって誇りが持てる町にしたいと心に強く刻んだ。
またいつか会える日がくることを願いたい。
他にも、車中から手を振ってくださる方々や差し入れをしてくださった方など
志賀町の心豊かな素敵な人たちとの出会いが、落選はしたものの選挙をやって良かったと思えるようになっている。

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