【発言通告項目】
ホストタウンについて ・フランスとの交流について

ヨーロッパ訪問について ・オリパラ事前合宿地誘致について
         ・ユネスコ創造都市について
         ・アンギャンレバン市訪問について
         ・ミラノでの金沢学講座について

“東アジア文化都市事業と世界工芸サミットについて”
             ・金沢美術工芸大学の役割について

金沢美術工芸大学について

新たな交流都市について ・文京石川県人会設立について
         ・目黒石川県人会について
         ・市長の次の一手について

金沢マラソンについて ・大会運営について

野口教育長の教育方針の浸透について
          ・教科書採択問題について
         ・学校図書選定について
         ・修学旅行について

【原稿】
ホストタウンについて質問します。
 リオオリンピックが閉会をしました。過去最高のメダル数ということで日本中が熱気に包まれました。本市に関係のある選手では松本薫さんが女子柔道57Kg級 銅メダル 小堀勇気さんが競泳男子800メートルリレー 銅メダルと日本のメダル数獲得に大き貢献をしました。そして、次はいよいよ2020年東京オリンピックです。その2020年東京オリンピック・パラリンピックではホストタウンとして本市が国から認定を受けました。ホスト相手の国はフランスとの事ですが、なぜフランスなのか。国が本市をホストタウンに認定した理由と本市にとって今後期待される事とはなんでしょうか。
 ところで、市長は来月ヨーロッパを訪問されますが、フランス訪問の際には、各スポーツ連盟を訪問し、事前合宿地誘致にトップセールスをされるとのことですが、その手応えをお聞きしますとともに、実現すれば本市にとってどのような効果があると思われますか。
私は、本市とフランスとの関係において、スポーツ交流だけに留まらず、芸術の国フランスとの文化交流も期待したいところですし、なによりも一過性の交流に終わらない事を期待しています。
 また、ヨーロッパ訪問では創造都市展示会に出席するとお聞きしていますが、ユネスコ創造都市展示会における本市にとっての意義と期待することとはなんでしょうか。また、同じ創造都市ネットワーク加盟都市であるアンギャンレバン市にも立ち寄るそうですが、金沢市長として初めての訪問先となるアンギャンレバン市に訪問するに至った経緯と期待される効果とはなんでしょうか。更に、今回の訪問を機会に交流を深めていくのか今後の交流についてもお聞かせ下さい。
また、ミラノでも新たな戦略を考えているようですが、ミラノでは旅行会社等を対象にした金沢学講座を開催されますが、その狙いと今後の展望をお聞かせ下さい。

 次に、2018年に東アジア文化都市事業の国内候補都市に本市が選定された事で今後は日中韓が連携をして東アジアの文化を世界に発信していく役割を担うこととなりました。今後開催される、東アジア文化都市事業や国際工芸サミットに向けて、具体的な取り組みをどのように行っていくのかお聞かせ下さい。
 私はこれらの取り組みには金沢美術工芸大学の協力が必須だと思っています。この東アジア文化都市とは、日中韓において、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベントを実施し、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図ることが目的としていますから、金沢美術工芸大学が今般掲げた前田学長特命の「アジア美術戦略会議」と目指す方向性が近いのではないかと考えているからです。前田学長は7月下旬の市長外遊に同行し、アジアの美術系学術機関とのネットワークの強化に向けて、蘇州大学・大連の魯迅美術学院・大連工業大学・全州の全北大学に足を運び、帰国後にアジア美術戦略会議を立ち上げました。その狙いのひとつは、アジアにおける金沢美術工芸大学の存在感を高めることにあるようですが、このアジア美術戦略会議設置の狙いとその効果。そして東アジア文化都市事業並びに世界工芸サミットに金沢美術工芸大学がどのように絡んでくるのかもお聞かせ下さい。
 また、金沢美術工芸大学は、今年開学70周年を迎えます。戦後間もない昭和21年から本市で開学し、数多くの芸術家を配信してきました。リオオリンピックでの閉会式にて安倍総理がスーパーマリオに扮して登場した事は皆さんご存知ですが、スーパーマリオをデザインしたのは金沢美術工芸大学出身の宮本茂さんです。金沢美術工芸大学はこのような素晴らし卒業生や金沢市民の芸術に対する熱意と理解に支えられての70周年に至ったわけです。そこで、70周年に際して大学から市民に向けた取り組みやメッセージなどがありましたらお聞かせ下さい。また、設置者としての市長の想いも併せてお聞かせ下さい。
 更に、先般金沢大学工学部跡地の利活用において、用地の取得割合や跡地へのアクセス改善といった点について、県と合意したということですが、どのような経緯で合意に至ったのか。更に、移転整備にむけて基本構想を策定するということですが、心配をされているのが本市取得予定の4.7ヘクタールで対応できるのかということです。ご意見をお聞かせ下さい。

 次に、文京石川県人会が設立されたと聞きましたが、その経緯と本市にとってどのような効果が期待されるのでしょうか。市長の考えをお聞かせ下さい。また、目黒区との間に友好交流都市協定の覚書を交わすと市長提案理由説明で述べておられましたが、この事についてもこれまでの経緯と本市にとってどのような効果が期待されると考えていますか。
 ところで、新たな交流先として、国内では文京区と目黒区。海外ではパリ・アンギャンレバン市・ミラノとなりますが、今議会の市長提案理由説明を聞いておりますと、市長が掲げた「世界の交流拠点都市」がいよいよ動き出したという感じがします。更に、東アジア文化都市の選定や世界工芸サミットでは、本市がもっとも得意とする伝統文化や伝統工芸を世界に発信する絶好の機会を与えて頂きました。市長はこれらの事を活かし、次の一手にどのような事を考えておられるのか、市長の戦略をお聞かせ下さい。

次に金沢マラソンについてお聞きします。
 第2回金沢マラソンの開催まであと1ヶ月余りとなりました。昨年の第1回大会では、12,000人のランナーをおおよそ20万人の沿道応援で盛り上げるとともに、金沢らしいおもてなしでお迎えすることができたことは、参加者の方々の完走後のインタジューにおいて、概ね高い評価を頂いた事から大成功だったと思います。
今回は、松本薫選手をゲストランナーに選任し、市庁舎1階ホールには、金沢美術工芸大学の学生がデザインした完走メダルやスタッフが着用するジャンパーを展示するなどして、日増しに大会気運が高まってきていると実感をしています。第2回大会も大成功に終えるために、第1回大会で課題となった点を中心にいくつか質問をします。
今回の参加者定員は昨年より1,000人増加し、13,000人とし、増分は県民枠として、できるだけ多くの地元の方々に参加してもらう事にしました。たくさんの地元県内ランナーが走ることで、ランナーが楽しむだけではなく、沿道で応援する方々も応援に力が入り、大会が盛り上がる事を期待しています。そこで、実際に参加する県内ランナーの比率はどうなっているのか、県民枠を設けた効果と併せ、市長の所見をお伺いします。
 次に応援についてです。昨年の市民、町会、企業等が一体となった応援は、沿道の切れ間なく続き、参加ランナーからも高い評価を受けたと伺っております。地元の運営による「応援スポット」、団体・グループが参加する「沿道にぎやかし隊」、さらには、城北市民運動公園とフィニッシュ会場に設置する「応援ステージ」では、昨年にも増した応援の盛り上がりを期待するものですが、今年の新たな取り組みや応援スポット等の参加状況をお伺いするとともに、こうした応援の盛り上がりに対する市長の所見をお伺いします。
 また、大会成功のためにもっとも重要視しなければいけないのが救護の体制についてです。先月28日に珠洲市で開催されたトライアスロン大会では残念ながら競技中に死亡事故が発生してしまいました。こうした事故を防ぐためには迅速かつ適切な救護活動こそが、競技者の命を救う事に繋がります。今大会で心配されるのは10月開催ということで、気温の上昇による熱中症になる恐れが懸念されますので、救急・救護体制に関しては万全の上にも万全を期していただきたいと思っております。熱中症に対する対策として、どのような防止策を講じられているのか。また、救護体制はどのような体制で取り組まれるのかお伺いします。

 ここからは野口教育長に質問をします。私は野口教育長の教育方針に感銘を受けているひとりです。それゆえに野口教育長の考えがより教育現場に浸透することを期待していますが、今から質問する内容は、野口イズムが浸透していないと思えるものです。少し答えにくい質問になると思いますが、久しぶりに議論をさせてください。
 一点目は、教科書会社が検定中の教科書を教員らに見せて謝礼を支払っていた問題です。
この問題は今に始まった事ではなく、今発覚した問題とも言えます。最初に不正が発覚した三省堂の問題を受けて、各教科書会社が今年の1月に自己点検結果を文科省に報告しました。業界最大手の東京書籍など12社が2009年度~2014年度に部外者の閲覧が禁止されている検定中の教科書を約5,000人に見せたと報告しました。その内謝礼を支払ったのは3,454人。このうち799人が調査員を務めていました。また、謝礼を伴わずに閲覧させたのは1,018人。うち調査員が185人。中には採択権限がある教育委員や教育長も計6人含まれていました。事の重大さを察した各教育委員会は採択への影響の有無を調べた結果、別の会社の教科書から、検定中に閲覧させた会社のものに変更になったとするケースが全国で88件もありました。特に多いのが大阪で18件。次に北海道が10件でした。石川県も残念ながら1件報告されています。
 また、公正取引委員会の報告によりますと、教科書会社が検定中の教科書を教員らに見せ、現金を渡したとされるのは、東京書籍など計9社におよび、2012年度以降、述べ1,845人の教員らに総額1,644万円の現金や飲食代などを提供していたと発表しました。
これはもはや立派な犯罪です。贈収賄事件とよんで良いと思います。我々議員なら即刻議員辞職に値しますし、一般の企業でも業者からなんらかの謝礼をもらったという理由で懲戒解雇された事例はいくらでもあります。しかし、県教育委員会が下した処分は甘いとしかいいようがありません。業者については社名が報道されていますが、関わった本市の教職員19人は誰が関わったか分からずじまいです。今後二度とこのようなことに手を染めない。業者の誘惑には絶対にのらないとするには大きな反省が必要です。この件に関わった教職員は子供を裏切り保護者の期待に背いたわけですから、教壇に立つ資格はありません。懲戒免職が出来ないのであれば、せめて実名の報告が必要だと思いますが、いかがでしょうか。また、教職員の人事権を有している県教育委員会には全教職員に対して綱紀粛正を促す様強くお伝え下さい。

二点目は、学校図書館資料選定についてです。
 この事は、一昨年の議会でも取り上げましたが、私は「はだしのゲン」に見られるように、本の内容よりも描写に着目し、小さな子供達が見る漫画としてはあまりにも残酷でおどろおどろしく、子供達の心を傷つける恐れがあるので不適切だと指摘しました。
俗に言うR指定に引っかかるのではと質問しました。しかし野口教育長は、R指定は映画業界のもので、出版業界ではR指定はないと答弁されました。その指摘はその通りですが、心の問題を杓子定規に語っては本質を見失う可能性があります。いしかわ子ども総合条例に基づいて有害図書を指定しているから問題ないとするのも責任の所在を曖昧にしているような気がします。また各学校において、校長を中心とした学校図書館資料選定委員会が図書の選定をすると、一昨年制定しました「金沢市小・中学校図書館資料選定基準」に記載されていますが、すべての小中学校に実態調査をしました結果、確かに全ての小中学校で図書選定委員会が開催されていました。多くの小中学校では年1回の実施になっていましたが、3回も実施している熱心な小学校もありました。しかし、実際に学校の図書館を拝見しますと、いかがなものかと思える本が何冊もあることに野口教育長の方針が伝わっているのかと疑問を感じました。特に歴史のコーナーに多く見られ、コーナーの実に4分1ほども戦争に関する本で埋められている小学校もありました。その内容の多くに疑問を感じてしまいます。
 具体例を紹介しますと「目でみる 戦争とくらし百科」全5巻。この本は、目でみると書いてあるだけあって様々な絵が乗せられており、なかなかえぐい描写のものがいくつも掲載されていました。私の子供には絶対に見せたくないと強く感じる内容です。これは事実から目を背けるという事ではありません。描写がえぐい上に事実に基づいていないので単なるホラー本と思えるからです。従軍慰安婦の事が強制連行として女の子が泣きながら腕を引っ張られ連れて行かれる絵などは子供に恐怖を植え付けるでしょう。しかし、従軍違反婦の日本軍による強制連行の事実はありません。このことは、吉田清治なる者の虚偽を朝日新聞が報道したことに始まったでっち上げだという事は今日、もっとも煽った朝日新聞社でさえ認めているところです。
 もう一冊紹介しますと、「南京からの手紙」この本の冒頭にはこのような一説が書かれています。「日本政府は、教科書検定を見るまでも、過去の日中戦争について、あれは侵略でなくて「進出」であったとか、またマスコミの一部に、日本軍による南京大虐殺は、実は「まぼろし」であったとか。わずか半世紀前のことなのに、なぜこんなトンチンカンなことがつぎつぎ起こるのでしょうか。」
この本は文科省の教科書検定を批判しているどころか政府の見解をも批判しています。なぜいしかわ子ども総合条例に基づいて有害図書とならないのか。そして、どうして学校図書選定委員会を通過してしまうのか。せっかく制定しました「金沢市小・中学校図書館資料選定基準」が機能しているのか疑問に思います。野口教育長は精力的に学校現場に足を運んでいるようですが、図書館にも立ち寄り、ご自分の目で確認をして下さい。野口イズムが図書館に反映されていません。

三点目は、修学旅行についてです。
 修学旅行で大事なのはまずは楽しい思い出を作ること。併せて何を学ぶかということです。そのために、生徒は行く前に自主プランのテーマを決めて現地で学びを深めるというのがありますが、このテーマをもう少し考えて欲しいと思います。ある中学校の自主プランのテーマですが、8つのテーマがありました。①世界遺産②世界遺産③幕末ゆかりの地④有名な仏像がある寺⑤アートが有名な寺⑥庭園がある寺社⑦三大武将ゆかりの地⑧伝統工芸。
京都は日本を代表する都市ですから上記のテーマは特段否定するものではありませんが、せっかく外に出るのですから、外でしか感じる事が出来ない本市の魅力再発見につながるテーマを与えても良いのではないかと考えるからです。例えば、京都に行くのなら、金沢はよく「小京都」と呼ばれますが、実際は金沢と京都では大きな違いがあると言うことを知るために、金沢の武家文化と京都の公家文化の違いをテーマにするとか、金沢の伝統工芸の技術がいかに優れているのかを知るために、加賀友禅と京友禅の違いを調べることも本市の伝統工芸を深く理解するきったけになると思います。また、本市は2008年に記録的な集中豪雨によって55年ぶりに浅野川が氾濫を起こし、死者こそ出ませんでしたがまちに大きな被害をもたらしました。その後、住民が協力し助け合い復旧を遂げた事で本市では水害があった7月28日をボランティアの日と定め、絆教育を始めました。しかし、既に浅野川水害は過去のものになりつつあり、子供達の中には7月28日の「ボランティアの日」の意味を知らずに登校して来る子供もいるようです。絆教育の実践には福島などの被災地に行くというのがもっとも子供達の心に染みる体験が出来ることでしょう。報道で見るのと実際に行って体験するのでは雲泥の差があります。あの日、何があってどのように日本人が立ち上がったのか、絆教育の実践という意味での修学旅行の行き先としてはもっとも適切だと思います。
私は、金沢市の子供達に何を学んで欲しいか。その考えに沿って修学旅行のテーマを与える事が更なる学びになると思っています。ここに野口教育長の考えを繁栄して欲しいと思いますがいかがですか。

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