» 2023 » 10月の記事

10月14日、イスラエルとハマスの戦闘激化から日本政府は自国民を救い出そうと民間機をチャーターし、日本人救出に対応した。
その際、51人の日本人が韓国軍の輸送機に載せてもらったとの報道にびっくりした。なぜならこれまでの韓国の日本に対する対応があまりにも酷いものだっただけに日本人を助ける行為をするなんてことは考えられなかったからだ。
この変化は、ユン大統領が日韓関係を改善していくという考えを示したとも言える。そして、ユン大統領の日韓関係改善の意向は様々なところにも影響を与えた。
2012年に長崎県の寺から盗まれた仏像を韓国の寺が「中世の時代に倭寇に略奪されたものだ」と主張し、日本からの再三にわたる返還要請を無視してきた韓国の寺に対して、韓国最高裁判所は原告側の訴えを退け、仏像の所有権は長崎県の寺にあると認めた。更に、従軍慰安婦問題を扱った著書「帝国の慰安婦」にて元慰安婦の名誉を傷つけたとして名誉毀損罪に問われた朴裕河世宗大名誉教授の裁判でも韓国最高裁は「学的主張や意見の表明と評価するのが妥当」とし、「無罪の趣旨」で差し戻した。
このようにユン大統領になってから、確実に日韓関係が改善の方向に動いていると実感する。小松空港のソウル便もコロナ後から欠便になっていたのが、12月28日から再開されることになったのも、日韓関係改善のひとつだと思う。

日韓関係のボールの多くは韓国側にあると私は思っています。
それゆえに、ユン大統領の我が国に対する行為に感謝と敬意を表します。
今後更に日韓関係が良好になることは我が国にとっても良いことですから、
歴史解釈の違いをはじめ、様々な違いを乗り越えて良好な日韓関係が続くことを願います。

ウクライナとロシアの対立が収束しないまま、イスラエルとハマスの対立が激化してきました。
これまでのイスラエルの反撃姿勢を考えれば、残念なことですが明日にも大規模攻撃をガザ地区に行うと思われます。
その攻撃は現代を生きる私達が目にしたことがないくらいの悲惨な状況をもたらすのではないかとガザ地区に暮らす一般国民の事を思うととても心が痛みます。

争い事というものは双方に言い分があり、双方に正義があるものです。
貿易戦争のような経済的な争いなら収束の落としどころは探れても、宗教観が絡むと他国の関与を無力化してしまいます。
そんな中、同胞ともいえるサウジアラビアやイランなど近隣国が関与してくれば、第三次世界大戦に発展することもありえるシナリオになります。そうなれば、我が国にも大きな影響が及ぶことは必至です。
まず、原油が高騰し、原材料費があがり物価もあがる。物価高は家庭支出に大きな圧力がかかり消費を控えるようになる。そうなると経済が冷え込み会社の利益があがらず給料もあがらない。場合によっては倒産ということもあり得る。社会は混とんとし、秩序が乱れ犯罪が横行する。政治は機能せず、人々は不安と恐怖を抱えながらの生活を余儀なくされる。考えただけでもぞっとする話です。

問題事は早期対応がもっとも有効な措置です。
常任理事国に逆らえない国連には期待できませんので、これまでの中東外交で信頼を積み重ねてきた日本政府は、紛争の鎮静化に最大限の努力をしてほしいと願っています。
まずは、明日にもはじまるイスラエルによるガザ地区への大規模攻撃によってパレスチナ・イスラエル双方の国民に被害が出ないことを祈ります。


条例の内容と是非はともかくとして、委員会通過した案件がその後取り下げということは、本来あってはならないとまでは言わないが前代未聞の出来事であって埼玉県議会は機能不全に陥っていると言っていいのではないか。

議会と行政(首長)は車の両輪と例えられることがありますので、議会の機能を書く前に首長の役割について触れておきます。
首長の役割は所得の再配分です。
所得の再配分とは住民が納付する所得税や住民税など各種税金を原資に行政サービスという形で住民に恩恵を与えることです。
この時、どの分野にいくらお金を使うかを決める権限が与えられているのが首長です。
そのため、各種業界や町会は事業の幅を広げるために少しでも多くのお金を獲得したいと考え、陳情というかたちで首長に予算要望をするわけです。
しかし、首長に直談判できる人はそういるわけではなく、そこで地域の代表である議員に頼むことが多くなるのですが、議員には予算決定権はありませんので、議員も首長にお願いすることになります。
この時、首長も人間ですから、仲の良い議員の頼み事とそうでない議員の頼み事では扱いが異なってきます。
議員としては有権者の要望に応えたい。そのためには首長との関係を良好にしなければいけない。そう考えることは自然なことです。
その上で、首長と議員の議論は是々非々であるべきですが、実際にそうなっていないのは議員の権能を首長の権能がはるかに上回っているからです。
これを冒頭に述べました行政と議会は車の両輪についてですが、実際は議会は補助輪にもなっていないという議員がいます。

首長は予算編成権で議会を掌握し、同時に人事権で職員を従わせる。
無敵の存在とも言えるので、立派な人格者が首長になれば、これらの権限を最大限に活用して町の発展のためにどんどん事をすすめていけるのですが、不道徳な方が首長になってしまえば、所得の再配分を住民にではなく、自分に再配分してしまうことになります。
こうした状況を正す役割として議会が存在しているのですが、先ほどの事情から首長に対して厳しい事を言える議員は少ないものです。
こうした状況が続くと町の健全さは失われ、町から若者も元気も失っていくことになります。
議会が健全に機能しなければ、町の健全さは保たれない。これが私の持論です。
その議会を構成する議員を選ぶのは住民ですから、やはり住民の民度が町の健全さに大きく影響を及ぼしているということになります。

今回「子ども放置禁止条例」の撤回に追い込んだのは子育て世代の奥様を中心とした県民の声でした。
SNSを使い、問題を表面化して県民の関心を誘い賛同者を増やして、最大会派自民党の条例(案)を撤回へと追い込むことができました。
埼玉県民は草でも食っていろ!翔んで埼玉の映画のセリフですが、何かと馬鹿にされやすい埼玉県ですが、今回の県民行動は住民自治とは何かを示した好例となったと思います。

ジャニーズ問題は、戦後犯罪史においてもっとも卑劣で許しがたい犯罪行為のひとつだと思っています。
ジャニー喜多川は自分の欲(性欲と金銭欲)を満たすためにジャニーズ事務所を立ち上げ、その優越的立場を利用し、夢と希望を持った子供達を食い物にした極悪非道な人物と断罪したいと思います。
このうえは、これまで築いた財産の全て(親族の財産も含めて)を、被害者救済にあてることでジャニーズ事務所というよりも株主の藤島ジュリー景子氏の誠意を示して欲しいと思います。

この問題でもうひとつ腹立たしいのはマスコミの対応です。
先日のジャニーズ事務所2回目の会見においてNGリストの存在が明らかになりマスコミは一斉に批判をしました。
どの面下げてコメントしてんだ!と言いたい。
ジャニー喜多川の犯罪行為は、これまでもスクープされていたし、業界の人が知らないということは考えにくい。マスコミこそがジャニー喜多川の行為を報道NGとして、見て見ぬふりしたことを考えるとマスコミも同罪である。しかも、ジャニー喜多川が亡くなってから報道をするというもっとも汚い卑劣な行為である。それが、自分たちのことは棚に上げ、平然とジャニーズ事務所を批判しているコメンテーター。自分の行為を恥ずかしいとは思わないのだろうか。
こんなかっこ悪い会社や大人を見て、日本の若者はどう思うだろうか。
誇りやプライドを無くし、今だけ自分だけ金だけの大人が増えていることに日本の将来を心配しています。

更新カレンダー

2023年10月
« 9月   11月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

アーカイブ