1776年に出版されたアダム・スミス著書「国富論」という本があります。
この本には「見えざる手」という興味深い一説があります。
これは、経済には見えない価値が働いていて、個人の利益を追求する行為により、経済はうまく回るという説です。
簡単にいえば、暮らしを良くしたい。旅行に行きたい。美味しい物が食べたいなどという人間の欲求がお金を得ることに関係するので、人々は仕事を頑張り、その結果企業は成長し、社会が発展していくというものです。
つまり、人に欲がある限り、経済は発展していくというのです。

産業革命以降、世界は大きく成長してきたのは事実です。今は第4次産業革命の時代に入りました。
一方で格差が拡大しています。
もう一冊紹介したい本があります。
トマ・ピケティ著書「21世紀の資本論」
この本は、r(資本収益率)>g(経済成長率)を説いています。
これは、資本家の収益率>労働者の所得成長率ということです。
資本家の年間平均収益率は4~5%と言われています。
労働者の昇給率はだいたい1%~2%です。
この差が格差を生んでいるというのです。
前回投稿した新産業テクノロジーですが、こうした技術が社会生活に溶け込むことで便利になることは間違いありませんが、その仕事をやっていた人から職が奪われることも忘れてはいけません。
誰もが出来る単純労働は機械にとって代わられるでしょう。
そうなると、資本家と労働者の所得格差は今以上に広がることは容易に予想できます。

資本家と労働者との収入的格差が広がることで、我々が注意しなければいけないのは、社会の秩序です。
収入格差は一部の人にとって富を得ますが、多くの人にとっては悲劇です。
その結果、社会不安を招き、暴動から内戦。そして戦争を引き起こすやもしれません。そう考えるのはおおげさでしょうか。

 

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