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9月議会で、金沢甘エビのブランド化の予算が可決し、本日の初競りで約100匹入りの箱が、1箱1万円と過去最高の高値で取引されました。
このことは、漁師にとって大変ありがたい出来事です。
私の父も祖父も曽祖父も能登で漁業を家業としてきましたので、私は議員という立場で漁師の支援をしたいと常々考えていました。

しかし、金沢市は水産振興にまったく理解を示すことなく、本来は農林水産課となるところが、金沢市は農林課ということで水産課が存在しませんでした。
そこで、まずは水産課を新設するところから訴えることにしました。
市長が代わったことが転記となって、山野市長は水産振興に理解をしめしてくれて、まずは水産担当という名刺を持つ人が誕生しました。
それから3年ほど経って、ようやく水産課が新設されました。
このことは、元水産庁長官で現参議院議員の山田修路議員のお力添えが大きく影響をしました。

これで水産振興の受け皿が出来ましたので、様々なことを提案することができる体制が整いました。
その提案の一つがブランド化です。
なぜブランド化が必要かというとブランド化すると単価が上がるからです。
単価が上がれば、漁師の手取りが増えるというメリットがブランド化にはあります。
それで、私が目をつけたのが甘エビです。
それで、金沢市では、3年前から「甘エビ祭り」を開催するようになり、多くの方に甘エビを知ってもらうきっかけが出来てきた矢先に、昨年なぜか「メギス」に焦点を当て出しました。
メギスは塩焼きや煮付けにすると大変美味しい魚であることは事実ですが、多くの人をひきつけるほどの魅力があるかというと疑問です。
それで、再び議会で甘エビに力を入れるよう強く要望をしました。
その結果、市長はじめ担当部局の理解を得て、ようやく5年越しで甘エビのブランド化にこぎつけることができました。
コロカ禍で観光客が激減していますが、多くの方に金沢甘エビを食べていただきたいと思います。

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